♦ For Special ♦

Note


お知らせ他、写真やカメラの事なんかをものすごく気まぐれに書いてみます。(不定期)



摩周湖の魅力
    


以前から気になっていた摩周岳に行ってきました。

  摩周湖 アイヌ語で「キンタン・カムイ・トー」【山の神の湖】という名に相応しく人の心を優しく包み込むような神秘的で美しい湖です。 この湖はロシアのバイカル湖に次ぐ世界2位の透明度を誇り、空から見下ろすように眺める湖面は透明というより 純粋で何にも侵されていない独特な青さ(摩周ブルーと呼ばれています)があります。その美しい 青さにベールをまとったかのように霧で辺りが包まれてしまう事も多く「霧の摩周湖」という歌があるほど摩周湖=霧 のイメージが定着しているようです。私は少なくとも年に5、6回は摩周湖を訪れていますが(私の住む町からは結構な距離なので これ位しか通えないのですが)、霧で何も見えないということは(もともと悪天の時以外)ほとんどなく、むしろ 時折出会える晴れた日に湖面の上を薄霧が風に華麗に舞う姿がとても幻想的です。 もう一つ、湖にはカムイシュ島という中島があり、ハートが湖から顔を出しているような??可愛らしい 小島もこの湖のアクセントになっていて、朝日を浴びた小島は黄金色に水面を輝かせたりもします。 湖だけでなくその環境も幻想を引き出しています。夏の夜が明ける頃、年に数回あるかないか、空を一面真っ赤に染める程の絶景の日の出(私はまだお目にかかっていませんが地元人情報)が見られることがあるとか。 そして展望台から見える切り立った絶壁の山は標高857mの摩周岳「カムイヌプリ」【神の山】は近づくと圧巻の迫力です。山頂に続く登山道は人一人歩く程度の 道が綺麗に整備され、摩周湖を横目に歩きながら、そして反対側には見晴らしの良い草原とその先に広がる広大な根釧台地の間を歩く事ができます。それはまるで 自分が神の使いにでもなったかの様な、心が洗われていく様な、そんな気分にしてくれる道です。。 はっきり言って主観です)ただ、片道約7.2キロ。極度に体力のない私に、最後は心臓破りの登り500m。すれ違う人々の励ましの言葉を支えに進むのみ。 そして登りきった先にイキナリ現れる裏の裏の?奥の奥の摩周湖とカルデラの地形。やっと山頂。思わず「はぁぁ~~!!」美しすぎる!!」「神様~!!」 と叫びたくなります。(軽く叫んでいたかもw)道のりは長いけど後悔なし。ここに辿り着けた事にただありがとうと思えました。 季節によって、時間によって、日々天気によって様々な表情を見せてくれる摩周湖。道東を訪れる際は是非立ち寄ってほしい場所の一つです。そして、一度来たなら二度三度来て違う表情も見て頂きたいです。(2019.9)

最近のお気に入り

お食事中にパシャリ

    

                                 (撮影:2018年12月 野付半島)



    
【エゾシカの家族】
 北海道を写真撮影で回っているとよくエゾシカに会います。こんなに人と出くわすのに警戒心が強くまったく人慣れしていません。 なので彼らの写真を撮らせて頂く時はいつも、そーっと、ゆーっくり、じわじわと近づきつつ、"あなたを狙ってるんじゃないよ雰囲気" を出したりしながら、それでも警戒して相手はじっと見てくるので、「大丈夫大丈夫。何もしないから」なんて目で会話(してるつもり) しながら写真を撮らせてもらいます。先日野付半島でエゾシカの一家がかなりの至近距離で草むらの草を食べつつ、ゆっくり移動して行く光景に会いました。 私は自然の中のその一家の姿をおさめようとシャッターチャンスを逃さない為に少し焦って近づいていました。それに気づいた一家は すぐさま草むらの奥へ逃げ込もうとしていましたが、私の焦りがわかったのか、または私が追ってくる!と思ったのでしょうか、 そのうちの1頭が群れとは逆に私の目前、距離にして3メートル程まで迫ってきました。そして間違いなく彼?彼女?の目は「これ以上近づ かないで!!!!」と言っているのがわかりました。私はその気迫に圧倒され、身動きできずそのシカと見合っていました。ふと草むらの方へ目をやると 一家はその間に無事奥へと逃げ込み、離れた所から私の目の前の仲間を待っていました。それを確認したそのシカも急いで仲間と合流しそそくさと その場を離れて行きました。そう、それは一頭が自分に注意をひき、家族を安全な所へ移動させるという家族の連携だったのでしょう。
自然を追って早数年、彼らの素晴らしい家族の絆を感じた日でした。
      







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